バックカントリー情報 山スキー.com バックカントリー入門 山スキー.com
 
  バックカントリー装備_個人装備
バックカントリー 雪山の犠牲にならない為のステップ


その4 パーティ 仲間
とりあえず、このステップまで進んできた人は、一人で雪山に入ることの危険性、仲間の重要性がわかってくれたと思います。
バックカントリー装備
ガイドツアーで経験を積んでからの仲間探しの注意ポイント。

■いきなり仲間探しをしない

 
 

 バックカントリーを一度も経験しない、もしくはほとんど経験していない状態で、いきなりバックカントリーの個人グループなどへ「一緒に連れてってください」などと頼むのはやめましょう。
 言われた方も相当困ります。ステップ2を読み返してみましょう。中にはそういうのがokな団体もあるかもしれませんが、期待しないように。

ハイクアップ用品

■いきなり連れて行く立場にならない

 
   前述と逆のパターンです。バックカントリーに数回参加しただけで、いきなりリーダーになって友達を誘って行ったりしないように。
アクシデントも無く、無事に帰ってくることの方が多いとは思いますが、何かあった場合には死が待っている可能性も充分にあります。
 命と引き換えに考えれば、決して小さなパーセントではありません。
マップ

■仲間を見つける

 
   バックカントリーをある程度続けていれば、ツアー参加や雪崩講習会、ビーコン講習会などで自然とある程度知り合いができるはずです。そして、そういった人達の中には、充分な知識や技術を身につけている人達や、個人でバックカントリーに行くことができるグループなどもあるはずです。
 また、そういう知り合いができるくらいに参加していれば、あなた自身も彼らについて行くことができるレベルにまで自然に上がっているはずです。
 そういう縁ができるまでは、足繁くガイドツアーや講習会に参加しましょう。
方位磁石

順番が前後しますが、ガイドツアー参加から個人の雪山行きへの移行の仕方

■移行のタイミング

 
   ガイドツアー参加に物足りなさを感じてきたら、個人で雪山への行き方を考える時期です。
物足りなさとは、どんなものでしょう?勝手に「連れてってもらうの飽きた」とか感じる慢心ではありません。
 ツアーには色々なレベルの人が参加しています。初心者もいれば、何度も参加している上級者もいます。

ガイドツアーは、初心者をおいていったりはしません。必ず一番レベルの低い人にあわせて運行されます。
ハイクアップのスピードなど体力面、難しい斜面をセーフティに滑り降りることができる技術面。
足りない人にあわせて、登るスピードも滑り降りる斜面も選択されます。
自分がその合わせてもらっている立場であるうちは、まだまだです。

ガイドツアーには初級・中級・上級などが設定されていると思います。ベーシック・リピート・エキスパートなど英語の場合もあります。
中級や上級で足を引っ張らずに、合わせてあげている方の立場になるまでは、ガイドツアー参加を繰り返しましょう。

そして、単にガイドツアー参加だけではなく、レスキューや雪崩などの講習会にも積極的に参加しましょう。
自然と仲間ができているはずです。
バッグ

個人で雪山に行けるようになるまで、また人を連れて行ってあげる立場になるまで、努力と経験が必要です。
登る体力と滑る技術だけではありません。
気象学、救命救急、ロープワークなど各種レスキュー技術、雪崩講習など、憶えるべきことは山ほどあります。
『雪山で死なずに戻ってくる』
そのためには皆大変な努力をしていることを、頭にいれておいてください。

最後に、雪山での雪崩や遭難事故をまとめたブログを案内しておきます。

個人の趣味の範囲内のサイトですので、間違いや抜けている部分なども出てくると思いますが
もしも間違いなど見つけていただいた場合はご連絡ください

   
バックカントリー山スキー.comトップへ バックカントリー 山スキードットコム
http://www.yama-ski.com
    Home