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バックカントリー 豆知識〜道迷いに関して

バックカントリーに関する注意点や豆知識などで、項目ごとに整理しづらいものをとりとめもなく、思いついたまま書いてあります。

バックカントリー考察

●道迷いに関する豆知識

 
・地図をうのみにしてはいけない
 

このサイトの各所で地図の大切さを書いているのに反してるようですが、地形図を100%信用するわけにはいきません。
おおまかな地形がずれていたりするケースはそうそう無いと思いますが、細かいところが食い違っているというのは、そう珍しいことではありません。

古い地形図などを使っている場合は、その地図の発行より後に変化した地形の分はずれることになります。
ましてや山岳地帯の地形です。尾根や沢の形や山道の位置などは、土砂崩れや鉄砲水その他の自然現象で簡単に変わってしまいます。

最新版の地図を持っていたとしても、完全に同じというわけにはいきません。
登山道の分岐の位置や方向、橋が掛かっている位置など、実際の地形図と少し違っていたりすると困るような箇所もあります。
山道を歩く時は、地形図を頭に入れながら時々現在位置の確認をしてみたりすれば、地図読みの練習にもなっていいでしょう。

後から変化してしまったケース以外にも、地図作成時から間違っていたという可能性もあります。
山岳地帯の地形などはヘリコプターで上空から確認するだけのことも多いそうです。

○地図上では湿原の真ん中に岩場があることになっていたが、実際に行ってみたら無かった。
湿原の一部に樹木が繁っている場所があって、上空からは岩があるように見えたらしい。

○地図上では、小さな川に沿って下流に歩けば集落のある場所にたどり着くことになっていたが、まったく違う方向に行ってしまった。
その川は途中で本流と支流に分かれているが、分岐後の本流は森に隠れて上空からは見えないため、地図上では分岐は無いことになっており、本当は支流なのにそのまま本流として記載されていた。

上に書いた二つの例は、以前に山岳系の人から聞いた話なので又聞きになってしまってますが、深い山奥の微妙な地形などは、この程度の確認で記載されていたとしても不思議はありません。

地図と周囲の地形を照らし合わせて、現在地の確認ができるように普段から地形図とコンパスに使い慣れておきましょう。

バックカントリー_フィールド



個人の趣味の範囲内のサイトですので、間違いや抜けている部分なども出てくると思いますが
もしも間違いなど見つけていただいた場合はご連絡ください

   
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