バックカントリーでの遭難事故
北アルプス
21日朝に乗鞍山系に単独で山スキーに出かけていた男性が、同日午後0時45分ころに、 「風が強いので、雪洞を掘り、昼飯を食べて帰る」 と家族に携帯電話でメールを送った後に連絡が取れなくなり、捜索願いが出された。 翌22日午前9時ごろ、乗鞍山系の池ノ俣御輿(みこし)谷(標高約1400メートル)付近で、死亡しているのを、ヘリコプターで捜索していた県警航空隊が発見した。 県警は過って谷に転落したとみて調べている。
単独行で山スキーの男性が、滑降中に転倒し右足を骨折して動けなくなった。 17日の午後1時頃に、長野県小谷村の栂池高原から入山、乗鞍岳を経由して新潟県糸魚川市の蓮華温泉へ向かう計画だった。 骨折により動けなくなった為に、携帯電話で119番通報。 ガスによる視界不良の為、ビバークを指示して翌日から捜索が始まる。 携帯電話のGPS機能で現在位置を把握できていたこともあり、翌18日午前11時50分ごろ無事発見された。
5日に日帰りの山スキー目的で入山した夫婦が道に迷いビバーク。 6日も悪天候の為に下山できず、7日午後一時半頃に携帯電話で警察に救助要請。 7日は吹雪きの為に、翌8日から地上と空中から捜索を開始したが、吹雪の為に正午から中断。 無事が危ぶまれていたが、同日2時過ぎに二人はふもとのスキー場まで自力で下山。病院に運ばれた。 目立った外傷は無く、両手に軽い凍傷を負った程度だった。 道迷いの原因は、前のグループの人が滑ったシュプールをたどって進んでいたが、追い越した後、道に迷ってしまったらいい。