午前11時半ごろ、大町市の北アルプス・針ノ木岳(2、821メートル)の針ノ木雪渓で雪崩が発生。
4人グループと単独行1名が巻き込まれ、近くにいた山スキーヤーが「登山者が雪崩に巻き込まれた」と110番した。
県警のヘリコプターが出動し、午後2時ごろ、1名を救助した。足や胸などに軽傷。
4名グループの残り3人と単独登山の男性を発見し、うち女性1人を救助したが、男女3人は死亡が確認された。
雪崩に埋没した状態で、数時間経過後の奇跡的な救助であるが、春の全層雪崩で固いブロック状になっている雪塊と岩との隙間に奇跡的に閉じ込められていたらしい。
岩やブロックの隙間に空気は充分にあり、窒息せずにすんだ。
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