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バックカントリーでの遭難事故

北アルプス

バックカントリー考察
笠ケ岳・穴毛谷
 
発生日:2006/4/9 種類:雪崩 死者:4名  
       
 

 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷神坂の笠ケ岳(2,898メートル)。
その直下の「穴毛谷(あなげだに)」で午前11時ごろ、雪崩が発生。
山スキーをしていた3名グループと、単独行の男性1名が巻き込まれた。

 岐阜県警は10日午前7時から空と陸からの捜索を行ったが、悪天候のためヘリによる捜索を断念、新たな雪崩の危険があるため、午前10時45分には地上からの捜索も一時中断した。

 雪崩は幅約50メートル、長さ約3キロにわたって発生。
現場の穴毛谷一帯は県山岳遭難防止対策協会が指定する登山危険地域。

 北アルプスに詳しく元北飛山岳救助隊員として遭難救助に活躍した三ツ尾さん(69)は
「穴毛谷の上方に位置する笠ケ岳には一ノ谷から五ノ谷まで五つの谷筋があって3、4月はどこで雪崩が起きても不思議でない危険地帯。とくに一ノ谷、二ノ谷は雪崩が発生しやすい場所で、今回もそのいずれかと思う。今年は4月の天候異常でこれだけ大量の雪が降ったのに、穴毛谷へ入るのは無謀で、山を知っている者は絶対に通らないコースだけに残念だ」と話していた。

2次雪崩の危険も大きく、捜索も難航。
一人目の遺体が発見されたのが、4/17日。
最後の遺体が発見されたのが、雪解けの始まった6月だった。

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